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親の介護当事者になる前に現役世代に準備して欲しいこと

介護
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この記事を書いた人
ぴーちく(夫)

元CFO×元FPの経歴、今は北国でダウンシフト生活を実験中の夫婦の夫の方です。

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結婚8年目に実の父親の介護に関わるようになりました。結婚10年目の今も介護に関わっているし、今後は実の母親やぱーちく(妻)の両親の介護も発生する可能性だってあると覚悟しています。

 

こんな早く親の介護をすることになるとは思ってなかった

なんてショックを受けることにならないよう、ほんの少しだけでも準備・情報収集を始めることをおすすめします。と言っても、限られた時間の中で親の介護準備のために何から始めるべきかは分かりづらいと思います。

そこで、結婚10年目の今の自分の経験に照らして、結婚8年目に介護を開始する直前の自分自身に届けたい「介護の事前準備・情報収集」ノウハウを記事にまとめました。

人生会議やエンディングノートも大切ですが、その前にできることです。ぜひ!

 

 

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親の介護が始まる前に親本人に促して欲しいこと

定期健康診断に行きなさい

趣味が料理で自炊することが多く、本人曰く「病気一つしない健康」だったぴーちく(夫)の父親。

実際に、家には国民健康保険の表彰状(国保加入世帯のうち、一定期間内で一度も医療機関で国民健康保険証を使わなかった世帯が表彰される制度)が飾られていたし、子供としては安心しきっていました。

しかし、年老いた親を持つすべての子供達に伝えたい。

病気一つしない高齢者なんて絶対にうそだ!存在するわけがない!

 

親が入院したあとに分かったことですが、長きにわたり定期健康診断を受診してなかったようです。入院した後で医師に言われたのは、定期検診を受診していたら早めに治療開始することができた病気ですよ、と。

 

補足)なお、健康保険の表彰制度は廃止する自治体もあるようです。

 

ぴーちく(夫)
ぴーちく(夫)
早めに治療することで、後に大病が見つかって長期入院することを防ぐ可能性があるんだから、表彰しなくて良いと思うよ。。。

 

スマホの使い方をマスターしなさい

(すでに親がスマホを使っていて、スマホの使い方をマスターしている場合は読み飛ばしてください)

なぜか?

便利だからです

テレビ電話ができれば親が寂しがることは減るし、子供としても画面を通して親の様子を確認できるのは安心できます。また、スマホアプリを通して、離れて暮らしていても親の様子を見守ることもできたりします。

もし、親がいまだにスマホの使い方を習得しておらず、なにか学ぶ意欲と元気があるなら、なるべく早くスマホをマスターするよう促すことをおすすめします。

危険なのは、親に元気と意欲がないのにスマホに機種変することです。体力・気力の面から判断して、スマホの使い方をマスターが難しそうな場合は、使っている携帯機種を変えない(場合に寄ってはガラケーのままの)方が絶対に良いです

ぴーちく(夫)
ぴーちく(夫)
入院する直前にスマホに機種変して、使い方も知らないままだったぴーちく(夫)の父親は、スマホを使うことを早々に諦めて、今は無用の長物と化しています。ガラケーに戻したいといつも言ってます。

 

室内で1人で過ごすための趣味を獲得しなさい

長期入院が必要な病気になったり、施設入居となり独りでの自由な外出が難しくなってしまうと、自室で過ごす時間が増えます。

そんなとき、室内で1人で過ごすための趣味がないとどうなるか。テレビを見ます。どこの病院でもだいたいテレビはありますし、施設でもテレビを設置することは容易です。

だからテレビ。ただテレビ。ひたすらテレビ。1日中テレビ。

目的もなく、受動的に光と音の情報を浴びるだけのテレビのみが趣味になってからの父親の老け方は、今振り返ると異常に早かったです。久しぶりに会っても、テレビの話題しか共通の話題がないので盛り上がりも欠けました。

テレビ以外に1人で過ごすための趣味と言っても、お金のかかる、習得の難しい趣味を獲得しろという訳ではないです。たとえば、以下のようなもので良いのです。

 

読書:1人の趣味の定番!
キンドル:本を買いに出掛けられなくても大丈夫!
パソコン(スマホ):ネットサーフィンはイマイチでも、頭を使うから良い!
AmazonAudible:目が見えづらくても耳で楽しめるコンテンツがある!
スマートスピーカー:電話やラジオの代わりになるし、声で操作できるから使いやすい!

 

 

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親の介護が始まる前に親本人に確認すべきこと

暗証番号を聞く

金融機関の暗証番号。これが分かっているか否かで、親に万が一が発生した後の入院・介護の進め方が変わると思います。ぴーちく(夫)は、幸いに親の暗証番号を知っていたので、親の金融資産の範囲内で親の希望する介護サービスを受けるように手配を進められました。

金融機関の本人確認手続きは非常に厳しいので、暗証番号が分からないからと通帳と印鑑を窓口に持参しても、お金を引き出すのは困難だと思います。たとえ血縁者だとしても。

 

暗証番号については、金融機関の暗証番号のみならず、マイナンバーカードに設定されている暗証番号の確認もしておくと、何かと便利です。

 

キャッシュカードを紛失してないか聞く

「キャッシュカードをなくすと現金をATMで引き出せない。」というのは、日本全国の常識ではありません

北部九州などの一部地区を地盤とする金融機関では、キャッシュカードがなくとも通帳のみでATMからの現金引き出しが可能なのです。

ぴーちく(夫)の父親が、まさに通帳のみでATMから現金出金可能な地銀を普段使いの金融機関としていたのです。

父は、その金融機関の店舗が家の近くにあるため、普段の生活は通帳があれば事足ります。よって、紛失したらしいキャッシュカードを再発行していませんでした。

困ったのは、都会で暮らすぴーちく(夫)です。父が使う地銀の通帳が使えるATM(要は、支店ATMです)なんてものは、ぴーちくの家の周辺には存在しません。よって、父の現金を引き出したくても通帳は使えなかったのです。

キャッシュカードがあれば、提携金融機関や家の近所のコンビニATMを利用することで、現金引き出しが可能となります。念の為に、キャッシュカードを持っているか確認して、紛失していれば再発行してもらいましょう。

 

 

 

親の介護が始まる前に現役世代に読んで欲しい本

一番困ったのがぴーちく(夫)自身に知識がないこと。

知識がないと、病院・役所・施設等で介護福祉制度や病気の相談をするにも、必要十分な情報を得ることができません。特に介護する側は現役世代が多く、介護に割ける時間も限りがあると思います。限られた少ない時間を有効活用するためにも、介護を開始する前に基礎的な知識は身に付けておくことを絶対おすすめします

基礎知識を獲得したら、細かな疑問や手続きについては病院・役所・施設の専門家に相談しよう!

ぴーちく(夫)が実際に読んだ中から、おすすめできる5冊の本を紹介します。

介護福祉制度を理解するための本

日本の社会保障制度は複雑で手続きが面倒です。しかし、意外に制度は充実していると感じます。

親の介護に携わることになる現役世代の人にとって、自分たちにかかわる福祉制度への理解は深いと思います。たとえば、1ヶ月にかかる医療費の自己負担金額の上限は一定金額までと定められている「高額医療費制度」はメジャーな制度ではないでしょうか。

 

 

手続きをする手間を嫌がらなければ、福祉制度の恩恵をこうむることができます。

いや、どのような福祉制度が存在するか知ってさえいれば、入院・介護制度に関係する方(病院や役所の職員の方など)が親切に教えてくださることが多い印象があります。まずは、親の入院・介護に関係する福祉制度の概要を理解することをおすすめします。

そのためのおすすめの2冊の本です。

 

大介護時代を乗り切る、待望の改訂版!

福祉の基本は「情報収集」と「自己申告」なので、自分から動かないと事態は何も進みません。
親の入院・介護に直面した時に必要な知識を「短期的戦略→中期的戦略→長期的戦略」と時系列に分けてわかりやすく紹介。

制度の仕組みや手続き、サービスや施設の費用、専門職とのやりとり、仕事や子育てと介護の両立……など、「いま」知りたいところから読めます。

法制度の改正に対応するとともに、「顔も見たくない親の介護」「きょうだいリスク」など新たな項目を追加し、充実の第2版です。

介護の基本は「情報収集」と「自己申告」と表紙にありますが、本当にその通り。この本には、ぴーちく(夫)が実親の入院直後に知りたかった情報が網羅されています。

 

・今後と退院してからのフロー(リハビリ・転院・退院後の過ごし方)はどうなるか
・その時々にお金はいくらかかるのか
・自発的に申請することで使える制度、受け取れるお金は何か

について、ざっくり概要を知ることできます。

理解するのはざっくりで大丈夫です。細かなことは専門家に相談です。

 

親の介護に限界を感じる前に知っておきたい「施設入居」という選択

在宅介護に限界が近づくと、選択肢として浮かぶ「施設入居」。親が入居する施設を子世代が探すケースが多いですが、限界を感じてから動き始めても、なかなかすぐに希望に合うところは見つかりません。また、介護の制度は複雑で、施設も種類が多く、かかる費用もピンからキリまであります。

「どんな情報を集めて、どんな基準で比較・検討すればよいのかわからない」
「親やほかのきょうだいに反対されて、施設探しが進まない」
「入居したけれど、本当にこの施設でよかったのか?」――

本書は、20年以上にわたり現場の取材を続ける著者が、リアルな情報をもとに、施設の探し方、費用の目安、見学時のチェックポイント、契約・入居前の注意点、入居に反対する親や家族との話し合い方……などを最新情報とともに、わかりやすく紹介します。

高齢者施設の選び方、という主題の本です。しかし、すぐの親の施設入居を考えていなくても、介護福祉制度を理解するために読むことを是非おすすめしたいです。

ぴーちく(夫)は、脳疾患により半身麻痺の後遺症が残った父親が退院する前にこの本を読みました。

後遺症が残った父は、退院後に一人暮らしの自宅に戻る選択肢を取ることはできず、高齢者施設への入居を希望。「特養は順番待ち…」くらいの知識しかなかったぴーちく(夫)は、この本を読んで

 

・入居希望してから高齢者施設に実際に入居できるまでに長期間待機する必要があるのではないか?
・サ高住?老人ホーム?老健?各施設の違い。値段が安かろう、悪かろうとならないか?
・入居時の費用、入居後の毎月の費用はどのくらい?

について、ざっくり概要を知ることができました。

理解するのはざっくりで大丈夫です。細かな点は施設毎に違いますから。

 

年老いた親の財産管理への理解と介護者の精神的安定を得るための本

介護に心技体があるとすれば、

心→心。つまり介護する側の精神的安定。
技→技術。つまり理解すべき介護福祉制度。
体→体力。つまり介護に必要な資金力。

だと思います。

介護福祉制度を理解するための本で紹介した本が「技」を理解するための本だとすれば、ここで紹介する本は「心」と「体」を整えるための本となります。

 

国指定の難病に罹患した母をようやく施設に入れたものの、母が詐欺まがいの金融商品に引っかかるわ、父の遺産はよもやのお荷物となってしまうわ、認知症が発症して母の預貯金を引き出すことができなくなってしまうわ…など、お金に関する想定外のトラブルが次々と発生!

揉め事つづきの介護生活に凹み、キレまくった中年娘のドタバタ奮闘記です。

また、「高齢者詐欺」「一次相続」「成年後見制度」「家族信託」など、介護生活において知らなきゃ損する基礎知識も分かり易く紹介!

必ずやってくる“その日”に備えて読んでおきたい一冊です。

親の介護は終わりがいつになるかは分かりません。ですので、特段の事情がない限りは、親自身が所有する資産(貯金や年金)の範囲内でやるのが良いと思います。そのための大前提として、親の「お金」の現状を把握する必要があります。

この本を読めば、年老いた親のお金の状況を把握するために、最低限必要な情報をざっくり把握できると思います。

一番気を遣う難しいことは、親にお金のことを話し出す最初のタイミング、なんですけどね。

 

作家、エッセイスト、キャスター、さらには女優として幅広いジャンルで活躍している阿川佐和子さんですが、父・弘之氏の最晩年に病院に付き添い、いまも認知症のはじまった母の介護を続けるなど、実は介護経験も豊富です。そんな阿川さんが、高齢者医療の第一人者である大塚宣夫よみうりランド慶友病院会長と、理想の介護法、理想の老後を語り合います。

阿川さんの体験的介護法は、実に説得力があります。

介護に関する社会福祉制度を知っていても、介護者である自分自身の精神的な疲弊、被介護者である親の気持ちを十分に理解できない、そういうことがぴーちく(夫)はキツいし、今もキツいです。そんな時に出会ったのが阿川さんのエッセイです。

介護なんてずっと真面目にやる必要はないか(笑)、って楽になります

 

老いた親の行動に、諦めなくて済む!

高齢者の困った行動の原因となるのは、ほとんどが認知症や頑固な性格よりも、老化による体の変化「老化の正体」だったのです。本書では、この「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、高齢者本人は卑屈になることが減ります。

これまでの本といえば、認知症や老人の心理にとどまるものがほとんどでしたが、体の細部にまで踏み込んだのは本書がはじめてです。

普段から高齢者の方や両親の密なコミュニケーションを取っている方なら読むのは不要かもしれません。ぴーちく(夫)は、父親とのコミュニケーションが非常に少なく、父とどのように接して良いか本当に分からなかったので読んだものです。

 

 

(最後に)知識と情報があっても1人で介護するのは困難です

知識が十分にあっても、準備を十分に整えても、1人で介護をするのは困難だと思います。

親の介護や入院という事態が発生したら、「早めに遠慮なくプロフェッショナルに任せる、相談する」という心がけが大事だというのが今の実感です。

ここで言うプロフェッショナルとは例えば次の方々です。

市役所や区役所の介護保険や高齢者福祉の窓口
地域包括支援センターのケアマネジャー・保健師・社会福祉士
病院にいる生活相談員・支援相談員・医療相談員
既に介護を受けているときはケアマネージャー
たとえ実の親子関係があったとしても、プロの親(高齢者)との接し方には感心させられることが多々ありましたよ。

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