夫婦が同時に家庭で過ごす時間が長くなると問題になるのが家事分担。
幸いなことに、我が家では家事分担をめぐるトラブル発生を回避しています!
ぴーちく(夫)が自己分析したところ、料理を作る頻度が増えたからではないかと推察しています。
ニューズウィークの記事で、家事分担における「料理」の役割分担に関する面白い記事を見つけました。
ある調査によると、既婚女性が夫に最も分担してほしいと思っている家事は料理だ。
データで見ても、日本の男性の料理分担率は非常に低い。ISSP(国際社会調査プログラム)が2012年に実施した調査では、既婚女性に夫との料理の分担についてたずねている。日本の共働き夫婦の妻の回答をみると、94.9%が「自分の方がする」と答えている。「夫が対等以上やる」と答えた人は5%(20人に1人)しかいない。
一人暮らし中は米を炊くことすら面倒に感じていたぴーちく(夫)が、どのような経緯を経て料理する喜びに目覚め、ぱーちく(妻)の家事負担を軽減するほどにまで成長できたのか、少し振り返ってみます。
時間を持て余していて料理を趣味にしたい人には読んで欲しいです!

料理の自炊能力向上に貢献した人とツール
自炊するハードルを下げてくれた人
以前はクックパッドで検索することが多かったのですが、掲載されているレシピが多すぎて探すのに疲れてしまいます。
よって、初めて料理に取り組む場合は、自分のお気に入りの料理人を定期的にチェックして、作ってみたい料理が見つかったらそれに挑戦する、というのがおすすめです。
まずは、料理をすることは決して難しいことではないのだ!ということを教わった3人を紹介します。
料理のおにいさんりゅうじさん
お酒片手に料理している動画を最初に見たときは「大丈夫か?」と思ったんですが、味の素という反則調味料(良い意味です)を使うあたり、料理のハードルを下げてくれました!
フライパンを使って簡単に作れるカレーを作って以来、我が家の毎週金曜のカレー当番はぴーちく(夫)で確定し、
我が家のカレーがこれになってしまったと多方面からクレームをいただいた玉葱と豚だけのシンプルカレー
玉葱一個を油大さじ1で飴色に炒め豚こま300gも塩胡椒して炒めおろしにんにく1片、水600cc、カレールー半箱分入れ溶かし、バター10g、ウスター小さじ2、砂糖小さじ1入れ完成
煮込まない、でも旨い pic.twitter.com/rMWb4s1IaZ
— リュウジ@料理のおにいさんバズレシピ (@ore825) August 7, 2018
ウスターソース×マヨネーズの唐揚げを作って以来、唐揚げを買うことはなくなりました。
時短料理研究家のまりえさん
ウェブサイトは、「調理方法別」の検索や「調理時間別」の検索ができるなど、目的別で作る料理を探しやすいので、何を作るか決めてない場合にはオススメのサイトです。
我が家の主食の1つとして大活躍しているじゃがいも。ポテトサラダか蒸して食べるのが中心の我が家ですが、レンジで簡単に作ることができる「いももち」は、一瞬にして我が家の救世主となりました。
また、オーブンを使わずにトースターでクッキーが簡単に作ることができたりもします。
快適生活研究科 田中ケンさん
2020年のぴーちくぱーちく夫婦への影響力が最も大きな人物の1人。
ケンさんの影響で、我が家のインテリアグッズの多くはキャンプ用品になりました。
アウトドアのプロで料理のプロでもなく「快適生活研究家」という肩書の方です。快適生活を追求した結果、今はアウトドアを楽しんでいるけど、これからどうなるかは分からないそうです。
動画を見ると分かるのですが、とにかく豪快にキャンプ料理を作っていて、簡単に真似できそうな印象を受けます。
ポークベリーキャンディーを作りたくて、初めて豚バラブロック肉とカシスを買いました。
また、三ツ星キャンプというBS日テレの番組に出演していて、番組企画でたけだバーベキューさんVSうしろシティの阿諏訪さんのBBQ対決があるのですが、お二人の料理方法も参考にさせてもらってます
なお、田中ケンさんのネック(だけど好き)は2つ。
料理の材料として小洒落た調味料が登場する点。メイプルシロップ、コニャック、粒マスタード、タイム、カシス…そんなものは普通の家にはありませんよ。
そして、調味料の使用量がほぼ目分量という点。お手本通りに料理を作る行為は、料理ではなくて工作だそうです。試行錯誤して愛情を加えて料理することが大切だそうです。
自炊する喜びを高めてくれたツール
レシピに沿って一通り作れるようになったところでぴーちく(夫)が手に入れた2つのツールがあります。このツールのおかげで、自炊モチベーションが高まりました。
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋
外出自粛により人気急上昇中の調理器具。
マストバイ!
北海道の新鮮な食材たち
北海道のイメージ、それは日本の食料庫。
北海道は言わずとしれた農産物の宝庫です。日本各地で行われる北海道物産展はいつも大人気で、「おいしいものがあるところ」として常に注目を浴びている場所です。
北海道の主要の農産物は、生乳やジャガイモ、タマネギや小麦などが挙げられ、この4品目においては全国のシェア率が1位となっています。
ざっくりとこんなイメージは持っていたのですが、実際に来て見ると、想像以上に食材の豊かな場所です。たとえば、「じゃがいも」と言っても北海道には何十種類ものじゃがいもが直売所やスーパーで売られています。
しかも、種類ごとに味が全く違うのです!
スーパーや道の駅等で、都会では見たことのない野菜・肉・魚を目にすると、「これをどのように調理してやろうか?」と考えるのが楽しくなります。いや、「新鮮な食材だから、そのまま焼いて・蒸して・生で食べても十分に美味しいだろう」ともなるのですよ。

これは、北海道に限らないと思います。郊外の道の駅や農産物直売所で新鮮な野菜や肉・魚を入手すると、きっと料理するのが楽しくなると思います!
料理ポテンシャルが低いのに自炊を楽しめる理由(自己分析)
中高一貫校で家庭科未履修かつ大人になって自炊経験ゼロ
学校における特定の科目の未履修問題。
ぴーちく(夫)は、中高一貫の進学校に通学していたのですが、当たり前のように「家庭科」という科目は存在せず、「家庭科」は小学校だけで学ぶものだと勝手に理解していました。
しかし、ぱーちく(妻)から、家庭科で学ぶ基本事項を理解していないことを指摘され、まさかの妻から家庭科未履修問題を厳しく追求されるという自体になりました。
通学当時の学習指導要領を見たところ、
「家庭一般」「生活技術」「生活一般」から1科目4単位を全員必履修
「家庭一般」内容:(1)家族と家庭生活(2)家庭経済と消費(3)衣生活の設計と被服製作(4)食生活の設計と調理(5)住生活の設計と住居の管理(6)乳幼児の保育と親の役割(7)ホームプロジェクトの実践と学校家庭クラブ活動
やはり、高校の必修科目だったようです。

その後、大学卒業までは実家ぐらしのため、家事分担はゼロ。
卒業後に就職・上京して一人暮らしをはじめましたが、当然のようにコンビニに頼る毎日。週末は3食コンビニなんて当たり前。たまに「自炊」をすると言えば、レンジでチンするご飯にレトルトカレーをかけるだけ。
朝早く仕事に出て、帰ってくるのは夜遅く。週末は、仕事の日もあるし、休みのときも疲れて寝すぎて、起きたら夕方。なんて繰り返しだから、家事なんてできる訳もなし。
家で過ごす時間が増えると料理が楽しくなるのは必然
このように料理を自炊することのポテンシャルが低いのに、今は何を作ろうか考えるだけで脳内にアドレナリンがドバドバ出るようになった理由はなんであろうか。考えてみたのです。
料理は科学だ
レシピ通りに作って何が楽しいのか?と、昔のぴーちく(夫)は思ったものですが、レシピ通りに作って本当に美味しかったら意外に感動するのです。理科の実験と同じじゃないかと思ってます。
たとえばこの実験を手順通りにやって水素を発生させて、火を近づけて「ボン」ってなるとテンション上がりません?それと一緒じゃないかと。
料理は自己承認欲求を満たす
外出せずに家に籠りがちで人とのコミュニケーション機会が減少すると、承認欲求を満たせる機会が減少します。そうなると、他人に迷惑をかけるトラブルを起こすことも。
料理は、こんな問題を解決します。「美味しい」って言ってもらえると、自分の中に喜びの感情が満ち溢れるのです。そして、この「承認」が次の調理へと駆り立てるのです。
世の中の旦那さんへ、奥さんの手料理には「美味しい」と伝えてあげましょう。
(最後に)料理好きとなった後の課題
色々な人と道具のお陰で、ぴーちく(夫)は少しだけ料理好きになりました。
しかしながら、ぴーちく(夫)が自覚している問題点が2つあります。
1つ目は、後片付けが苦手なこと。調理した後の台所が大惨事になっていることをぱーちく(妻)からいつも指摘されます。

2つ目は、食材購入費が高くつくこと。家になかった調味料・材料・食材を買う頻度が増えてました。北海道移住前に比べてスーパーで支払うお金は1.5倍くらいに高騰してる気がします。

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