脱皮夫婦ぴーちくぱーちく、
ぴーちく(夫)です。
東京を深夜3時過ぎに出発してお昼前には宇治に到着。
宇治平等院で疫病退散のお祈りをしました。
夕方の渋滞ラッシュに巻き込まれる前に京都市内のホテルに移動。
荷物を置いて散策と夕飯の買い出しに出かけます。
無鄰菴(むりんあん)で安らぎの時
明治の元勲、山県有朋の京都の別邸が無鄰菴です。

という、ぱーちく(妻)のおすすめ場所ということで足を運びました。
日本庭園が有名だそうです。詳しくないので省略しますけど。
と、無鄰菴会議という日露戦争開戦を決定する会議がこの地で開かれたそうです。
確かに、素敵なお庭で心休まる良い場所なのです。
しかし、低い身分から成り上がり理想の国家を創るために命を掛けた人物が、結局は身分が高い人がやるようなこと(別荘を持つとか)をやるって、悲しいなぁというのがぴーちく(夫)の正直な感想です。
その点で、理想を遂げるところを見届けられず若くして命を落とした、たとえば坂本龍馬や高杉晋作に、心を寄せてしまうのですよ。
良いお庭があるということで、野鳥も見ることができます。
この日もマガモのカップルが人目に付くところで寝てたり、セグロセキレイが人目に付くところを行ったり来たり。
なんと、70種類以上の野鳥を見ることができるそうで、無鄰菴では野鳥の講座も定期的に開催されているそうです。
いづうの鯖寿司に出会えた奇跡に感謝
疫病退散の旅に出る前に、撮りだめしていたケンミンショーを見たのです。
京都で取り上げられていた食べ物が、鯖寿司とたこ焼きでした。

まずたこ焼き。
残念ながら写真は無し。美味しいから是非どうぞ。
広くない店内でしたが、ぴーちくぱーちく夫婦はお店の中で食べました。
有名なお店なんでしょうか、地元の人がたくさん来て持ち帰りで買ってました。
そして、鯖寿司。
いや、いづうの鯖寿司。
京都市内から若狭湾までをつなぐ街道は、鉄道が発達するまでは京都・福井(日本海)を結ぶ重要な経済・交通ルートだったそうです。若狭湾で水揚げされた海産物の運搬、その中でも特に鯖が多かったことから、「鯖街道」と言うそうです。
で、ケンミンショーで紹介されていたので「いづうの鯖寿司」。
デパ地下で買って食べたわけですが、もうテンションあげあげ。
ただでさえ〆鯖大好きなぴーちく(夫)なわけですが、今まで食べてきた鯖・〆鯖・鯖寿司の遥か上をゆく奇跡の食べ物でした。
京都祈りの巡礼旅行
食べたものの圧巻は、いづうの鯖寿司河原町のデパ地下で買ったんだけど、鯖寿司の概念の遥か上を行く食べ物でした。鯖もご飯も口の中でとろけるというか、もうこれしかないというマッチング具合。
あー鯖寿司食べたい。。。 pic.twitter.com/iKbHknwyXU
— ぴーちく (@ptnikki777) March 14, 2020

比叡山延暦寺で疫病退散の祈り
坂本ケーブルで延暦寺山上へ
今回の疫病退散の旅のメインイベント、比叡山へ向かいます。
今まで比叡山に3度行ったことがありますが、いずれも車で延暦寺まで行きました。
今回はぱーちく(妻)の希望で、延暦寺までは坂本ケーブルで向かいます。

車は、ケーブル坂本駅近くの駐車場に停めて、少し歩いてケーブルカー乗り場へ。
始発に乗りました。
一緒に乗る人の多くが、延暦寺で働いていると思しき方。
途中で、上(ケーブル延暦寺駅)から来たケーブルカーとすれ違い、比叡山の上へと向かいます。
10分たらずで、ケーブル延暦寺駅に到着。
この日は天気も良くて、眼下には琵琶湖もキレイに見ることができます。
大改修中の根本中堂で祈り
まずは、ケーブル延暦寺駅から歩いて、本堂の根本中堂(国宝)に向かいます。
平成28年から10年掛けての大改修中で、その全貌を見ることができませんが、改修中の根本中堂を見ることが出来る貴重なチャンス。
生まれ変わった根本中堂を拝めるときが楽しみです。
改修中ですが、根本中堂の中に入りお祈りすることはできるので、もちろん疫病退散のお祈りを捧げてきました。
更に歩いて、延暦寺で最も神聖な場所の1つでもある浄土院へ。
十二年間山に籠もる修行の場所 浄土院へ
ここは、伝教大師最澄の亡骸が安置されている場所です。
浄土院は、侍真僧と呼ばれる、12年間山から降りずに最澄にお仕えしながら毎日修行(十二年籠山行)をなさっている僧侶の方がお勤めしている場所です。
お見かけすることは叶いませんでしたが、履き清められたお庭の様子や、しんと静まり返った浄土院の空気を通して、侍真僧の方の存在を感じることができ、それだけで非常にありがたく感じました。
そして、今度は山を少し降りていきます。
1000日間山を歩く修行を果たした阿闍梨様のいる明王堂へ
無動寺谷にある明王堂へ向かいます。
この明王堂の輪番職を務めるのは、千日回峰行を満行した阿闍梨様です。今は、釜堀浩元さんです。
比叡山の修行は色々とあるそうなんですが、先ほどの十二年籠山行と千日回峰行は、修行の中でも特に過酷に思えるもの。その修行をされている僧侶、満行された僧侶の方にお会いするだけで、身が引き締まり大変ありがたい気持ちになるんです。
明王堂では、毎日11時から阿闍梨様がお護摩をなさっていて、希望すると一緒にお祈りすることができます。

もちろん、疫病退散の祈りを捧げました。
さらに!
希望すれば阿闍梨様とお話することもできます!
今回、少しだけお話させていただいたのですが、大変な修行を満行された方であるにも関わらず(?)、とても気さくで優しくて朗らかで楽しい方でした。

【まとめ】延暦寺全体で祈っているから疫病退散を果たせる!
新型コロナの話が広がり始めた時期の延暦寺でしたが、街から離れた比叡山の中は過去3度行ったときと変わらず静かな祈りの場所でした。
とは言え、影響が皆無ではなかったそうで、毎年開催される比叡の大護摩も規模を縮小し、イベント内容も変更を余儀なくされたそう。
延暦寺は、鎮護国家の根本道場と定められた場所。
その延暦寺の僧侶が疫病退散を祈っているのだから、きっと大丈夫だと信じたいと思います。

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