脱皮夫婦ぴーちくぱーちく、
ぴーちく(夫)です。
我が家の運用資産の多くはインデックスファンドが占めています。理由は、コスト(信託報酬)が安いこと、そして安心して放置できること。
しかし国内株式カテゴリーに限ると、アクティブファンドの割合が50%近くに達します。なぜ国内株式カテゴリーへの投資にアクティブファンドを使っているのか、整理してみました。
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なぜアクティブファンドを保有しているか
我が家の資産運用の基本方針
我が家の資産運用の原則は、インデックスファンド活用して長期運用で資産を成長させることです。
投資対象は海外(アメリカを中心とした先進国)の株式・債券(のインデックスファンド)が中心ですが、一定割合は国内株・国内債券に投資する方針です。
国内株の長期の成長性には疑問
しかし、国内株カテゴリにおいてはインデックスファンドに投資しよう!
という結論を出すに至りませんでした。

過去10年間のS&P500(米国の主要株価指数)とTOPIX(東証株価指数)を比較すると、
(『S&P 500 (配当込み) (円) インデックス』 |株価指数)
配当込みの累積リターンの違いは一目瞭然(青:S&P500 黒:TOPIX)!
長期投資の目線でも日本株のインデックスファンドの成長性は不安。
でもポートフォリオには日本株カテゴリーの資産も組み入れたい。どうしよう。
そこで考えたのが、これ。
長期的な成長性の疑わしい日本株を排除して投資しよう!
インデックスファンドでは成長性に乏しい日本企業にも投資してしまう。それが弱点。
じゃあ、成長性が高い企業や安定的に高配当を実施する企業など、ぴーちく(夫)が考える「良い日本株」に投資すればいいじゃないか!
つまり、アクティブファンドを選択すればいいんじゃないかと。
アクティブファンド購入は日本株カテゴリー資産への投資のため
海外株式・債券カテゴリーの資産は、為替・信託報酬(コスト)などを考えると、「アクティブファンドを選択しよう!」と自分で十分に納得できなかった。だから、インデックスファンドだけを購入する。
日本株式カテゴリーの資産は、インデックスファンドだけでは成長の果実を十分に享受できるか不安。だから、インデックスファンドと併せてアクティブファンドも活用して、より積極的に銘柄選択をしようと思ったわけです。
このように、日本株カテゴリー資産についてはインデックスファンドとアクティブファンドの両建てで投資していくこと決めたのでした。
どんなアクティブファンドへ投資しているか
アクティブファンドへ投資していると言っても、1つの投資信託だけを保有しているわけではありません。複数のアクティブファンドに少しずつ分散投資しています。

日本株カテゴリーを主な投資対象とするアクティブファンドとして保有している、主な銘柄を紹介します。
ひふみプラス/レオスキャピタル
説明無用の有名ファンド。
(投資信託のモーニングスター|スナップショット[ひふみプラス])
信託報酬(コスト)は1.06%とアクティブファンドとしては良心的。運用成績は一時期は絶好調でした。一時期はね。
懸念は、パッとしない最近の運用成績。

その結果、ひふみプラスからの2019年4月の資金流出がファンド設定後で最大になったそう。
ジェイリバイブ(年2回)/SBIアセットマネジメント
正式名称は「SBI 中小型割安成長株F ジェイリバイブ(年2回)」です。
投資助言をエンジェルジャパンが行っている銘柄の1つ。これまた有名。

信託報酬がアクティブファンド平均より上と高コスト。高コストのわりには、最近の運用成績がパッとしないわけです。
(Yahoo!ファイナンスより。赤がTOPIX 青がジェイリバイブです)

厳選ジャパン/アセットマネジメントOne
ファンド規模がまだ大きくない投資信託です。前の2つに比べると著名度が低いかも。
しかし、アクティブファンドが良好な成績を叩き出すのは、その資産規模が小さい時に多いように感じます。ファンドが人気化し、資産規模が大きくなると、収益の源泉となる小型株の機動的な売買が難しくなり(自身のファンドの売買により、株価が大きく上昇or下落するため)、結果としてコストの割に成績が振るわなくなるという事態に陥ってしまうと感じます。
その点では、人気化していない「厳選ジャパン」には安心して投資しています。
安心感という意味では、厳選ジャパンのファンドマネージャー岩谷氏の目利き力を信じています。

信託報酬(コスト)は確かに平均より高いです。しかし、
(Yahoo!ファイナンスより。青:厳選ジャパン 赤:ジェイリバイブ 緑:ひふみプラス 黄:TOPIX)
なので、最近の運用成績は悪くないと思ってます。
スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)
「『厳選』ジャパン」に続いて「『厳選』投資」です。結果として「厳選」が続きます。
スパークスアセットマネジメントが運用するアクティブファンドです。
(投資信託のモーニングスター|スナップショット[スパークス・新・国際優良日本株ファンド])
厳選ジャパンに比べると総資産の規模がはるかに大きいです。でも、不安は特にありません。
「厳選投資」の投資スタイルは、「高い技術力やブランド力があり、今後グローバルでの活躍が期待出来る日本企業」20社程度へ集中投資するというスタイル。つまり、「もともと中小型株が投資対象→人気沸騰で資産急増→大型株へも投資」となったファンドではなさそうです。
(Yahoo!ファイナンスより。青:スパークス厳選投資 赤:ひふみプラス 緑:ジェイリバイブ 黄:TOPIX)
実際に、最近の運用成績は悪くないと思ってます。コスト(信託報酬)が少し高いですが。
(反省)分散し過ぎて投資メリットを享受していない
複数のアクティブファンドと使い過ぎた
改めて振り返ってみると、保有するアクティブファンドをトータルで見ると投資リターンはそこまで良くないのです。理由は、複数のアクティブファンドに分散し過ぎているから、だと思います。
好成績のファンドもあるんですが、悪いのもあって(特に、ジェイリバイブ!!)、打ち消しあっています。

アクティブファンドを厳選します
今回の記事を作成する中で、期せずして「厳選」という名の投資信託2本を保有していることに気づきました。アクティブファンドの良さを感じたいなら、ファンド数も厳選する必要がありそう。
既に投資額が大きくなっているひふみプラスをすぐに全額売却することはしないと思います。コストも他のファンドに比べると良心的だし。
しかし、リバランスのタイミングが来たら、不要なアクティブファンドを売却して保有銘柄を絞ろうかと思います。
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