脱皮夫婦ぴーちくぱーちく、
ぴーちく(夫)です。
船旅へのあこがれってないですか?アラフォー世代なら映画・タイタニックを思い出すでしょうし、今なら豪華客船の世界一周クルーズの広告を目にする人もいるのでは?
敷居が高そうな船旅でも豪華客船にこだわらなければ、船旅の非日常感や独特の旅情を簡単にお手軽に味わうことができるのです。
念願の四国周遊旅行の旅のスタートは、東京から徳島までフェリーで移動しました。
さて、フェリーで長旅をするのは久しぶり。どのくらい久しぶりかというと、1999年3月9日に乗ったのが最後。その時の写真がこちら。
これは学生のときに、フェリーとバイクで南九州を周遊した旅の終わりに、確か大分から神戸に帰る船に乗る前の写真。映っているバイクは最初の愛車でした。(ホンダのホーネットというバイク)

なお、懐かしくて調べてみたところ、このフェリーはすでに退役済みでした。
フェリー「スターダイヤモンド」の詳細はこちらのサイトに詳しいです。
東京→徳島(四国)への移動方法の検討
今回はマイカーで四国周遊をしたいという希望があります。つまり四国への移動方法に求める前提条件は、
・マイカーを四国まで運ぶこと
・大人2人を運ぶこと
の2点です。
検討可能な四国への移動手段は2つあります。それは、車で四国まで自走するか、フェリーで四国まで移動するか、の2つです。
なお、東京からの四国までのフェリー航路ですが、本記事を執筆している時点では、東京→徳島航路のただ1つのみが運行しています。よって、今回は東京→徳島の移動方法2つについて、主に料金を比較検討することにします。
車で東京から徳島まで自走する場合の費用
東京から徳島まで車で自走するときの費用(高速料金・ガソリン代)をYahoo!カーナビで調べてみます。
高速料金16,120円
燃料費 4,500円(燃費=20km/L ガソリン代=140円計算)
で、合計20,620円
だが、さらに値下げできる裏技がある。

割引適用の条件は、
・ETCが整備されている入口インターチェンジをETC無線通信により走行してください。
・0時~4時の間にNEXCO3社が管理する割引対象道路を走行すれば割引が適用されます。
※走行距離や割引適用回数の制限はありません。
すると、どうでしょう!
高速料金 12,730円
燃料費 4,500円(燃費=20km/L ガソリン代=140円計算)
で、合計17,230円

フェリーで東京から徳島まで移動する場合の費用
東京→徳島航路を運航しているオーシャン東九フェリーのホームページにある、運賃シミュレーションを使って計算してみます。
合計42,030円
※部屋はランクの最も低い部屋(2等洋室)
※事前決済割引運賃を適用した料金
事前決済割引運賃とは、WEB予約での事前決済を行った場合に適用される割引運賃で、
・乗用車は通常運賃より2,000円値引き
・車の同乗者・徒歩・バイク(自転車)での利用者は通常料金より大人1,000円値引き

(結論)フェリーで徳島へ行きました
値段が高いのになぜフェリーにしたか。
それは、

そして、ぴーちくぱーちく夫婦による四国の次の船旅は、北海道移住となるのです。
(参考)飛行機で四国へ行ってレンタカーをする場合
忘れないでほしい、上で検討したのは東京→徳島の片道運賃なのです。往復すると単純に倍になる。

実は、LCCという格安航空券がある現在では、往復飛行機+現地(四国)でレンタカーとする方が明らかに安くなるのです。
まず、東京から四国への飛行機移動料金。
東京(成田)から徳島へのLCCは飛んでないですが、東京(成田)から高松・高知・松山へはLCCが飛んでいて、価格は概ね5,000円/人~。

次に、四国でのレンタカー料金。
楽天トラベル(レンタカー)で検索すると、レンタカーの料金が1日5,000円前後で考えれば良さそう。
四国での滞在日数が長期でなくて、マイカーでの旅行にこだわらないなら、LCC+レンタカーがお得だろうね。
東京→徳島への定期航路はオーシャン東九フェリー
前置きが長くなりました。
今回はフェリーで四国・徳島へ移動することに決定。
東京から四国への唯一の定期航路を運航しているのがオーシャン東九フェリー。
オーシャン東九フェリーの概要
東京→徳島へ移動するために乗ったフェリーがオーシャン東九フェリー。東京ー徳島ー北九州を結ぶ定期航路で毎日就航しています。
フェリーというと、広い部屋で雑魚寝というイメージが強いんだけど、今は違うみたいです。実際、学生の頃のフェリー旅は雑魚寝してました。
東京・徳島・北九州を結ぶ航路のフェリーは、プライベート重視・船内はレストランや1等船室といった豪華施設はない、シンプルな構造です。
2016年次世代フェリー「フェリーびざん・フェリーしまんと・フェリーどうご・フェリーりつりん」が就航しました。
船内は四国をイメージした内装とし、階段式2段ベッドを採用しています。
個室の数も増設し、プライベートに配慮した客室になりました。
パウダールームやペット同伴可能なお部屋も新設しています。
更に快適な船旅をお楽しみください。
このように、もっとも安いランクの部屋(2等洋室)でも2段ベッドで、カーテンの仕切りがあるからプライバシーはある程度確保されています。2等洋室の上のランクの部屋といっても「個室」が設定されているだけです。ほんとシンプル。
東京→徳島のフェリー料金
今回は「2名個室」を利用。通常料金に加えてルームチャージが発生します。
乗用車1台+大人2名+個室利用料+事前決済割引利用=約53,000円でした。
(2等洋室のチケットだと、個室利用料がかからないので、約43,000円ですみます)
正直、少し高い。
車で徳島まで自走すると燃料費+高速道路料金=約20,000円、だからね。
フェリー代が高かったこともあり当初は自走を考えたけど、結果的にはフェリーで良かったと思います。
理由は、
・何より、長時間の運転が不要で楽。
・フェリー旅の非日常感で気持ちが盛り上がる。
の2点に尽きます。
フェリー旅の非日常感を少しだけ
フェリーびざんに乗り込む
東京の港は有明にある東京港フェリーターミナルです。
フェリーターミナルの周囲や施設内にはお店もなく、港への交通手段は車などでないと難しい立地。ということで、出港を待つフェリーターミナルには、平日にも関わらず長い車列ができていました。
なんと、フェリー乗船を待つ自転車にまたがるおじさんもいた!(写真の奥ね)

出港の1時間強前からフェリーへの乗り込みがスタート。同乗者も運転者と一緒に車でフェリーに乗船可能です。どんどんと車がフェリーの脇腹へ吸い込まれていきます。


フェリーの船内では、係員の指示のもとで指定位置に駐車します。

乗り込んだフェリーは「フェリーびざん」です。
フェリーびざんの船内
駐車スペースから階段もしくはエレベーターで客室フロアへ移動。個室の人は、客室フロアで船の係員から個室のカギを受け取ります。
船内図(下の左側の写真)のうち、AとDが恐らく個室。窓が付いていて外が見えます。
BとCが2等洋室で、1部屋にいくつかの2段ベッドがある部屋。Eはペットと一緒に乗ることができる部屋。


2等洋室はベッドがあるだけなので、2等洋室のチケット所有者の多くは、寝る時間以外はエントランスホール(自販機・食事場所・椅子とテレビのある場所)などにいらっしゃるようでした。


食堂はないけど、自販機が豊富にあるので食べ物には困りません。設置されている電子レンジで温めて食べることができます。自販機以外にも売店はあるのですが開店時間が限定されています。フェリーに乗り込む前に食べ物を買っておくのがベターとは思いますが。
ぴーちくぱーちく夫婦は、シュウマイと何かの肉のホルモン炒め?を購入。事前にコンビニで買ってきたおにぎりとパンのおかずにしました。

個室(定員3名)の様子
ベッドは2段ベッド。折り畳み式なので、自分で広げて使います。別に布団が置いてあるので、床に布団を敷いてを使えば3人定員というわけ。


2人で使うには十分な広さ。窓もあるし、フェリー旅を満喫できます。窓周辺はテレビと電源がありました。寝る時間以外は、テレビを見たり窓からの景色を楽しんだりと、部屋の中で過ごしました。

フェリー内の様子の詳しい情報は公式サイトをご覧ください。
東京→徳島への船旅
有明の港を出港すると、東京ゲートブリッジをくぐって東京湾へ出ていきます。



東京湾を出て、いろいろあって徐々に徳島港へ近づいていき、




さあ、徳島港へ入港だ!
四国周遊が本格的にスタートする2日目の記事はこちらから。
https://www.ptnikki.site/entry/2019/04/10/shikoku-tokushima
(さいごに)フェリー旅は楽しいけど時間がかかる!!
繰り返します。フェリー旅は楽しいです。
ただし、東京→徳島はフェリーで19時間ほどかかります。
大人のテンションは19時間ももちません。フェリー旅の盛り上がりのピークは乗り込む前~東京ゲートブリッジ通過まで。あとは単調です。
東京湾を出ると景色は変わらないし、そもそも夜だから景色は見えないし。時間をつぶすツールがないと、本当に暇になると思います。
暇すぎて、ぴーちくぱーちく夫婦はこんな写真撮影会をすることになりましたとさ。




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