普段の生活では、なかなか入れない場所で非日常的な体験が気軽に楽しめるのが社会科見学。社会科見学は子供だけのものではありません。大人だってまだまだ学びたい!
テーマパークより安くて楽しめる。PTが考える大人の社会科見学の魅力についてまとめました。
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インフラツーリズムが流行りつつある
先日のアクアライン探検でテレビ東京の取材が入ってました。
【大人の社会科見学】東京湾アクアラインの海底トンネルに潜入してきた!
取材クルーと話をしてみると、インフラツーリズムをテーマにしているのかなとPTは感じたわけです。
インフラツーリズム(英:infrastructure tourism)とは、公共施設すなわちインフラストラクチャーや土木景観を観光資源と位置づけ、実際に現地へ赴き観光旅行する行為を指す和製英語で、多くの関連施設を管理する国土交通省も積極的な利用を奨励しており、政府が推進する訪日外国人旅行増加手段の一つの柱として位置付けている。
(ウィキペディアより)
国が積極的に動いていることの証拠に、国土交通省はインフラツーリズムを実施している施設を紹介するウェブサイトを立ち上げたりしてます。
インフラ見学だけではなく、 工場や会社見学も観光資源になるだろうとPTは思うわけです。
大人の社会見学がおすすめな理由
大人でも楽しめる工場見学
小学生のころ、社会科見学で外出するのが楽しみでした。浄水場や卸売市場も楽しかったけど、何より楽しかったのは工場見学。PTの最も記憶に残っているのは洋菓子のヒロタの工場見学でした。その理由はもちろん、シューアイスがもらえるから!
洋菓子のヒロタは千葉工場に行きました。売店があって出来立て?のシューアイスが美味でした!(見学はできないけど)
社会科見学で最後に貰った試食品って、なぜにあんなに美味しく子供の頃は感じたんですかね。
いや、安心してください!
大人でも子供の頃と同じく工場見学が相変わらず楽しいのです。そして、工場見学中は上の空、でも試食品を手にするとテンション上がって、いつもより美味しく感じるのです!
子供のときと一緒!
浜松のうなぎパイファクトリーの工場見学で春華堂に行くと、入場する際に申し込み用紙を提出するとうなぎパイをもらえました!(このトラックはただの展示用かな)
工場隣接の売店の飲食物と試食品が美味すぎる
試食品が美味しい理由は大人になった今では分かります。その理由とは、
プロモーション施設だから美味しいものを全力で提供するに決まってる!
「工場見学でもらったシューアイスが美味だった」となれば、当然リピートしますよね。しかも工場見学すると、なぜかそのブランドに対して不思議な愛着を感じてしまったり。



大洗のめんたいパークは試食で明太子をいただけました。あと、めんたいパーク内のるフードコートで買った「明太子紅鮭おにぎり」はおにぎりの完成形じゃないかと。明太子粒がプチプチしてて感動ものでした。
工場見学をした大人は、結果として売店でいろいろとお土産を買って帰るから、会社としては無料で見学をさせたとしてもペイするんでしょうね。スーパーで買うより高いかもなーと、分かっちゃいるけど買ってしまうんですよね。
大きくて強い乗り物が好きだ!
男の人って「大きい乗り物」「強い乗り物」に心を揺さぶられますよね?子供だろうが、大人だろうが。日本だと自衛隊にそういうのが集結してます。
自衛隊は広報活動も熱心に丁寧に行っているイメージがあります。加えて、阪神大震災や東日本大震災などでの献身的な対応もあり、国民に広く受け入れられているんだろうなと思います。
自衛隊の広報施設の見学もおすすめです。


海上自衛隊呉資料館(てつのくじら)は潜水艦について学べる珍しい資料館。おそらく自衛隊OBと思われるおじいちゃんが付きっ切りで丁寧に教えてくれました。間近で見ると、その大きさに圧倒されます。


航空自衛隊浜松広報館(エアーパーク)では、展示格納庫(右の写真)で実物の飛行機の見学が可能。全天周シアターでは迫力ある映像を通してパイロット目線の大空を楽しめました。
教科書に載っていない歴史を学ぶ
今までの紹介と毛色が少し違うのですが、あえて入れました。
江戸以前の歴史に関する資料展示は、資料館や記念館が整備されて観光地として集客できているケースが多いと感じます。けれど近現代はまだまだマイナーなものも多い。
けれど近現代というのは、ほんの数十年前のこと。記念館に収納されている江戸より昔の資料と違って、近現代の資料には生々しさが漂っているのです。それはぜひ感じて欲しいのです。


館山海軍航空隊の防空壕として戦争末期に建設された地下壕跡が館山市で公開されています。 「跡」なんですが、手掘りの跡の生々しさも手伝って悲惨な戦争が想起されました。


特攻の訓練も実施された筑波海軍航空隊に関する資料が展示されている記念館。日本で唯一の海軍航空隊司令部庁舎が現存しています。映画「永遠の0」の設定上の舞台で、かつ撮影も行われたところ。
(最後に)この記事で紹介した施設まとめ
洋菓子のヒロタ千葉工場売店(山武郡)
工場見学はできないです。売店があるだけです。工場売店だけで売っている商品もあったかと。売店にスタッフさんがいなければ、売店に設置されている電話で呼び出すシステムです。
うなぎパイファクトリー (浜松市)
人気観光施設です。入場申し込み用紙を当日提出する必要がありますが無料。提出すればうなぎパイをもらえます。付属の売店では製造過程で正規のサイズから外れてしまったうなぎパイを安価で買えますよ。もちろん味は正規品と一緒。
めんたいパーク大洗(大洗市)
巨大駐車場併設!もちろん無料で入場できます。1個400円弱のジャンボおにぎりは値段が少し高く感じますが、コメも具材も美味しくておにぎりの最高傑作だと思いますよ。PTは食べなかったけどめんたいソフトクリームも気になりました。
海上自衛隊呉資料館(呉市)
大和ミュージアムと併設してます。呉資料館は入館料ゼロ円。実物潜水館が資料として展示されていて中まで見学できます。潜水艦は機密性が高いので、中を見学できるのは非常に貴重!
航空自衛隊浜松広報館(浜松市)
全天周シアター含めて入館料ゼロ円。シアターで映像を見たい場合は事前に整理券をもらう必要があります。そのほか、フライトシミュレーターも人気があります。浜松基地に併設しているので広報館から航空機の離発着が見えることも!
赤山地下壕跡(館山市)
地下壕の近くにある豊津ホールが受付場所。料金200円を払います。ヘルメットと懐中電灯を借りて地下壕に入ります。足元は良くはないので、歩きやすい靴と服装で行くことをお勧めします。
筑波海軍航空隊記念館(笠間市)
入館料500円。戦時中に実際に使用されていた建物や号令台、遺品や撃墜された?零戦の一部も展示されていて、戦争は近い過去の現実であったことを感じられる場所です。
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